花火の撮影をしてみよう(準備編)

夏の夜空を飾る花火の撮影は一発勝負です。

夏も本番になれば、海や川や山へと遊びに出掛けたり、故郷への帰省など色々と楽しい行事が沢山ありますよね(^-^)
思い出の写真を残してくださいね。

そんな夏の夜には各地では花火大会も行われ、夜空にぽっかり浮かんだ大輪の花火や、バリバリと音を立てて飛び交う光線のような花火など、初心者の方でも写真として残したいと思われることでしょう。

夜空に打ち上げられる花火を撮影する事は、タイミングの問題があり、私の場合、腕が未熟なせいもあり、何度チャレンジしても、これは良いと思う写真はなかなか撮れません。
また、花火はその日の天気や風向きにも左右されます。
しかし難しいと躊躇しても何も始まりませんので、このページでは初心者の方々が出来るだけ失敗しないように、花火の撮影に役立つ情報を載せてみます。

花火の撮影をしてみよう(準備編)

まずは花火撮影をするための前準備から始めましょう。

花火の撮影をする時間は夜です。
カメラとレンズだけ持参してもほぼ失敗に終わります。
最低必要な物をリストアップしますので、前準備のチェックをして下さい。

[check]デジタル一眼レフカメラまたはミラーレス一眼カメラと好みのレンズ

最近は色々な機能が搭載され、花火撮影モード付きのデジカメが発売されているようですが、やはり花火撮影にはデジタル一眼レフカメラやミラーレス一眼の活用をおすすめします。
また、レンズは18-55mmなどの広角域があるものが良いのでしょうが、会場での立ち位置からの撮影距離に合わせてレンズ交換が必要になる場合もあります。
※コンパクトデジタルカメラでも長時間露光が出来る機種もあります。
そのような機種で撮影を行うには付属の取扱説明書を参考にして下さい。

デジタル一眼レフカメラ、エントリーモデルからフルサイズまでラインナップ。


[check]三脚(どっしりした、安定感のあるもの!!)

花火の撮影はもちろん暗くなってからになります。
暗くなれば長時間露光する必要があるため、手持ちで撮影をする事が難しくなります。
そのような時は三脚を活用します。花火、夜景、星空などの撮影には絶対に欠かせないアイテムです。

三脚にカメラを装着した時に、頭でっかちにならないような!!ぐらぐら揺れない!!丈夫で安定感のある三脚を用意して下さい

三脚選びはこちらへ


[check]リモートスイッチ/リモートコントローラー/レリーズ

カメラを三脚にセットした後は、シャッターボタンを押せば良いだけと決して思わないで下さいね。
花火は通常長時間露光(1秒以上)バルブ操作で行い撮影します。
それは花火の種類により、打ち上ってから消えるまでの時間がさまざまなので意図的にシャッター操作をするためです。

もし花火が上がるタイミングでシャッターボタンに直接指で触れて押せば、花火により異なりますが2~5秒間位は押し続け、そしてシャッターボタンから指を離しての操作になります。
指を使ってその操作を、写真の枚数分だけ繰り返し続けなければなりません。

※花火撮影においてカメラ本体とレンズ+三脚+レリーズは必需品です。

長時間露光の際、カメラに少し触れただけでもブレた写真になります。
レリーズ/リモートスイッチ/リモートコントローラー等を使用する場合とそうでない場合の違いは歴然で、特に望遠側で撮影された時に凄い効果を発揮します。

どうしても綺麗な花火が撮りたい方で、レリーズ/リモートスイッチ/リモートコントローラー等をお持ちでなければ、ご用意されて下さい。

また、レリーズ/リモートスイッチ/リモートコントローラー等は花火撮影に限らず、後々マクロ撮影や小物撮影など三脚を使用した撮影では必ず威力を発揮しますので、揃えておいて悔いはないと思います。

メーカー各社や機種でタイプが異なりますので、お持ちのカメラの仕様書や取扱説明書などでご確認して下さい。

最近は純正に限らず、社外製の製品も多数発売されております。

シャッターリモートスイッチ/リモートコントローラー/レリーズ


[check]予備バッテリー、記録メディア(SDカード/CFカード)

花火撮影の場合、人物や風景などの撮影より電池が消耗するようです。
また、撮影会場に早く着いた時には、場内の雰囲気などを撮影したい時が多々あります。
そのような時に備えて予備のバッテリーパック(電池)や記録メディア(SDカード/CFカード)を用意しましょう。

バッテリーパック/予備バッテリーをチェックしましょう!!

記録メディア/SDカード/CFカードはこちら



[check]ミニタイプの折りたたみ椅子
撮影開始まで時間がある時や休憩する時など、ミニタイプに折りたたみ椅子があれば大変便利です。置くスペースがあれば、折りたたみのテーブルなどもあると便利ですよ。

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[check]懐中電灯、虫よけスプレー、レジャーシート
ふだん使い慣れているカメラでも、暗い中で操作をするのは大変です。
必ず小さめのペンライト(カメラ操作に便利)や懐中電灯(撤収作業時に便利)などを持参しましょう。
その他にレジャーシートや虫よけスプレー、花火大会のプログラムなどがあれば大変便利です。

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撮影ポイントを下調べる

花火を撮影するには、まず場所の確保が大切です。
あらかじめ、自分のカメラ機材の性能に合った撮影ポイントを下調べして決めて下さい。そして当日は素早く場所の確保を行いましょう。
有名な花火大会だったら、特に人出も多く、車で出かければ渋滞も考えられます。そのような事を含めて下調べは大切だと思います。

下調べの時は撮影地点から花火までの距離や撮影出来るレンズの選択は、実際にカメラのファインダーを覗いて確認して下さい。

花火撮影が大好きな方たちは、遠方でも事前に出向き情報収集をされてるみたいですよ!!
私も花火を撮影をする際、近場の撮影会場なら事前に下調べに行きます。
そうする事で、当日は無駄な動きをしなくても、一早くスタンバイが出来ます。

私は撮影ポイントを決める上で必ず行う事は、撮影に最適なポイントを2~3か所選ぶ事です。
なぜかと言えば、撮影当日の風向きにより、花火の煙の影響を受けるような場合、撮影ポイントを変える必要があります。1ヶ所だけの撮影ポイント選びなら、急遽場所を変更する事が出来なくなりますので、綺麗な花火を撮影したいなら、面倒でも頑張ってポイントを見つけましょう。
そして、会場に着いたらまず風向きをチェックし、風上から撮影できる場所を確保するようにしよう。


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