入門用におすすめのキット
ダブルズームキットから選ぶ場合
入門モデルを購入される際には、ほとんどの方が、本体とレンズがセットで販売されてる、レンズキットやダブルズームキットなどから購入されてるようです。
しかし撮影には、様々な被写体があり、装着するレンズも「向き」「不向き」があります。
レンズ交換式のデジタル一眼が初めての方でしたら、どのようなレンズが適しているのか迷われる事も多いと思います。
ここでは一般的に組み合わせされるダブルズームキットがどのような被写体に向いるのかを簡単に述てみます。
例えばCANON 「EOS Kiss X10i」ダブルズームキットですが、このキットにはEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMやEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMというレンズが含まれております。
焦点距離が18-55mmの場合
35mm判換算で29~88mm相当をカバー
広角・標準・中望遠
18-55mmは広角から標準域までのレンズです。最短撮影距離が0.25m以上の接写「人物・動物・植物、小物」から広い範囲の景色、風景、建設物などの撮影に適しております。
焦点距離が55-250mmの場合
35mm判換算で88~400mm相当をカバー
中望遠・望遠
55-250mmは最短撮影距離が0.85m以上の標準から望遠までのズームレンズです。焦点距離が延びれば広範囲の撮影は不向きになりますが、焦点距離内の望遠域までの撮影ができます。
近くの被写体からあまり遠くない被写体の撮影に向いています。
景色、風景、「人物・動物・植物、小物」などの撮影に適しております。
ズームレンズキットで購入されれば、被写体に合わせて2本のレンズの中から選び装着することになります。
注意
55-250mmでは・・・
・飛行機、モータースポーツ、野鳥、小動物の撮影には、適さない場合もあります。
・お子さんの発表会や屋内撮影においても撮影距離が遠い場合には大きくくっきり写せない場合もあります。
運動会やイベントなど会場が広い場合には、「大きくズーム出来ない」「小さく写る」事もあります。
シャッターチャンスを逃がさないためにも、事前に会場の下見に行ったり、もし初めての場所でしたら早く会場入りをして理想の撮影場所を探してください(^^♪
キットを構成別で比較してみる
ここでもCANON/キヤノン製のデジタル一眼レフ「EOS Kiss X10i」キット別を例にしております。
レンズ交換式のカメラ(デジタル一眼レフカメラまたはミラーレス一眼)の場合、必ずボディーとレンズが必要になります。
カメラ本体への装着は本体マウントの規格に合う純正レンズやその規格に準じた社外製のレンズだけになります。
入門時にたくさんの種類の中から、欲しいレンズを選ぶのは大変だと思います。
その点レンズキットであれば初めての方でも、少しの知識で用途に合わせ選ぶことができ、購入後すぐにでも使えるような組み合わせになります。
下の写真はダブルレンズキットの詳細になります。
番号の「1~6」までのように、本体、レンズ、付属品が含まれての販売になります。
各レンズキットにより商品構成は変わります。
本体構成
1.EOS Kiss X10i本体
2.EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM
3.EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
4.バッテリーパック LP-E17(カバー付き)
5.バッテリーチャージャー LC-E17
6.ワイドストラップ EW-400D-N
※「EOS Kiss X10i」は有効画素数/2420万画素、撮像素子サイズ(イメージセンサー)?APS-Cサイズ 22.3×14.9mm、新型映像エンジン/DIGIC8搭載、デュアルピクセル CMOS AF、バリアングル液晶、ライブビュー撮影機能、常用ISO感度/100~25600、動画/4K動画撮影、連続撮影速度/最高約7コマ/秒、Wi-FiやNFCのほか、新たにBluetoothに対応したことにより、常にスマホと接続された状態を実現。設定の手間が省け、よりスムーズにWi-Fi機能を使えるようになりました。被写体にピントを合わせるための測距点が、最大19点から45点へと大幅アップ。ファインダー内の広範囲に配置されているので、画面の端にいる被写体へのピント合わせがよりスムーズになりました。「オールクロス45点AFセンサー」は、中級機にも使われている精度の高いセンサーで、中央部にはさらに高度なAFセンサーを配置。動きまわる子どもにも一瞬でピントを合わせられます。
レンズキット別用途
レンズキット別にどのような用途向きなのか下記の表に記入しております。
商品構成1 「EOS Kiss X10i」ボディー ※カメラ本体のみの販売で別途レンズが必要になります。 すでにレンズをお持ちの方や本体購入後、好みのレンズを導入される方にお薦めです。 |
商品構成2 「EOS Kiss X10i」ダブルズームキット カメラ本体+レンズ EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM+EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMと標準付属品一式のキット構成です。 望遠やワイドなど、被写体に応じてレンズ交換をする必要があります。 付属のレンズ2本を用いることにより、近い被写体から遠い被写体の撮影が出来きます。35mm換算で焦点距離の 広角側29mm~望遠側400mmまでをカバー出来ます。 また、使いやすいタッチパネルやスマートフォンのアプリを活用することで撮影した画像の確認や転送・保存ができます。 |
軽量で動きやすい一眼レフとレンズ
私自身もずーっと以前、ダブルズームキットを購入した事がありました。
デジタル一眼レフの場合、後々レンズが増えれば、どうしてもかさばるようになったり、撮影時に急いでレンズ交換をしたり、面倒な事も多々あります。
デジタル一眼レフで撮影を楽しむ以上、道具一式を持ち歩き、かさばって重い事は、宿命のようなもので、どうしても切り離す事は出来ません。
最近は18-135mmや18-200mmのような高倍率のズームレンズが発売されております。
私も18-200mmが発売された時に購入しました。
実際使ってみたときの感想ですが、18-55mmと55-200mmの2本のレンズの焦点距離の範囲を18-200mm のレンズ一本でカバー出来るわけですから、持ち回り撮影も便利で楽でした。
「EOS Kiss X10iボディーとレンズがEF-S18-135mm IS USM も、初めての方がコンパクトで持ち歩くには、大変お薦めです。
EF-S18-135mm IS USMの場合、35mm換算で焦点距離の 広角側29mm~望遠側216mmまでをカバーしますので、普段使いには十分だと思います。
それより口角側や望遠側をカバーするレンズの購入は、後々じっくり検討したほうが良いと思います
※EF-S18-135mm IS USMやEF-S18-200mm F3.5-5.6 ISなどの焦点距離で、スポーツ競技や運動会などは撮り辛い場合があります。
それより遠くをカバー出来る望遠レンズが必要な方は望遠側が300mm以上のレンズの購入をお考えください。
最近は純正レンズに限らず、社外品を含め多くの種類の高倍率ズームレンズが発売されております。
初心者におすすめのクラス分け
クラス分けのメリット
デジタル一眼(レンズ交換式カメラ)、大手メーカーのキヤノンでは、エントリーモデル(入門用・初心者用)・ミドルクラス(中級者用)・プロフェッショナルモデル(上級者用)など。
またニコンではFXフォーマットやDXフォーマットなどと、大まかなクラス分けがされています。
初心者だからエントリーモデル(入門用・初心者用)を必ず使ってくださいと言う事ではなく、初めての方に求め易い金額で商品構成(カメラ本体+付属レンズ+その他の付属品)が組まれています。
レンズ交換式カメラが初めてのかたには、多くのメーカーと製品の中からカメラやレンズを選ぶ事は楽しみでもありますが面倒でもあります。
その点エントリーモデルやミドルクラス中から好みの機種でレンズキットなどを購入されれば即時活用できます。
どうしてもコダワリたい方は・・・
上位の機種でキット(商品構成)がボディーのみを購入され、お気に入りのレンズを選んで下さい(^^♪
エントリーモデル(入門用・初心者用)とは・・・
エントリーモデル
canon EOS Kiss X9i・EF-S18-135 IS USM レンズキット
エントリーモデルはレンズキット(本体、レンズ、付属品他などのセット販売品)は格安で販売されており、以前に比べ安く購入できるようになりました。
エントリーモデルは各メーカーさんから色々な製品が発売されています。
5~6万円台のレンズキットでもコンデジに比べれば、画質も性能も格が上で使い勝手も申し分ないと思います。予算の面で安価なキットをお探しの方にはおすすめだと思います。
予算的に問題が無く、カメラにこだわりたい方には、上位の機種をおすすめしますが、簡単撮影ゾーンなどが省かれた機種もありエントリーモデルよりカメラ操作が面倒になる場合もあります。
レンズキットは本体、レンズ、付属品他が付いて1セットになり、購入後は即時活用できます。
また本体サイズも以前よりは小型・軽量化も進んで、女性の方の手にも馴染みやすく持ちやすくなったようです。
最近はプロ、アマチュアを問わずサブ機として活用されている事も多いと聞きます。
エントリーモデルの特徴
サイズは小さくて軽く持ち運びが楽です。機能はシンプルでシャッターを押すだけで撮影できる簡単モードを持ち、コンデジやスマートフォンでは難しい高画質な写真をカメラ任せで撮れるようになっております。
もちろん絞り優先、シャッタスピード優先、マニュアルなどのモードも活用できます。
最近のデジタル一眼レフは「入門モデル・エントリーモデル」でも性能面では優れており、写真も良い仕上がりになります。
予算的に問題がなければ「コンパクトデジタルカメラ」を購入されるより、『デジタル一眼レフ』または『ミラーレス』の購入をおすすめします。
シャッター速度や連写枚数にこだわりがある方には、撮影次第によりますがエントリー機に不満を感じられる事もあると思います。
ハイアマチュアとは・・・
ミドルクラス/ハイアマチュアモデルは、中級者や上級者向きで、性能面ではエントリーモデルより優れサイズは大きくなります。
キットレンズやダブルレンズキットなどが15万円前後から販売されておりますが、上位機種の一部には、キットレンズやダブルレンズキットなどの商品構成は無い機種もあります。
上位機種になれば撮像素子にフルサイズが搭載され、APS-Cサイズとは画質の違いいもあります。本体サイズや質量的にも大きくなり、高画質を追求される方にはおすすめ致します。
ハイアマチュア(アドバンスト)モデルの特徴
写真を本格的に趣味として楽しむ人や、自分なりに撮影モードを設定をして仕上がりにこだわりたい人向けのモデルです。
防塵防滴や高速連写機能など、登山などアウトドアスポーツや、動きの速い鉄道や野鳥撮影などに向いたモデルでより多彩な撮影モードを備えるモデルなどが揃っております。人物やスナップ、風景からスポーツまで幅広い被写体を撮りたい人にも最適です。
プロフェッショナルモデル・・・
プロフェッショナルモデルは、エントリーモデル、ハイアマチュアモデルより性能面で優れおり画質重視で、カメラ本体だけでも50万円前後から売出され、カメラ本体のみの販売になります。交換レンズやその他オプションを入れれば、百万単位の買い物になる場合もあります。
ハイエンドモデルの特徴
報道やスポーツの現場で使用されるようなプロフェッショナルモデル。
シャッターチャンスを逃さない高いレスポンス性能、秒10コマを軽く越える連写スピード、様々なアクセサリーを使える拡張性、より高精細な描写の高解像度センサーなど、高い機能を誇るデジタル一眼。
※ネットショップやカメラショップなどでは新品に限らず、中古の商品も多数並んでおります。
新品時には、大変高額だったデジタル一眼カメラや交換レンズの中古も格安で販売されており、お買い得の機種も並んでる時もありますが、購入後の保証などの問題も出てきますので、事前に確認が必要になります。