シャッタースピード知る・使う
シャッタースピードとは
シャッタースピード(シャッター速度)はシャッターが開いてから閉じるまでの時間のことを言います。
レンズを通ってきた光が撮像素子(イメージセンサー)に1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒の間、当ってる時間にもなります。
デジカメの液晶モニターやファインダーで見れば1/60秒であれば「1/60」や「60」、1/500秒の速度であれば「1/500」や「500」と表示されます。
シャッタースピードは下記の表のように変えることができます。
シャッタースピード (秒)
例えばシャッタースピードを1/60秒から1/125秒にと速い方向に1段階変えることを、「シャッタースピードを 1段速くする」と云い、シャッターが開いている時間は1/2になります。
逆に1/125秒から1/60秒にと遅い方向に1段階変えることを、「シャッタースピードを 1段遅くする」と云い、シャッターが開いている時間は2倍になります。
シャッタースピード『遅い』『速い』の比較
下の3枚の写真は、すべて風に吹かれて勢いよく回ってる風車の写真です。右側の写真は実際に回ってた状態を撮影したもですが、シャッタースピードを早くして撮影したので、無風状態で止まったように写ってます。左がシャッタースピード1/20、中央がシャッタースピード1/100、右がシャッタースピード1/400になります。
比較写真
シャッタースピード1/20
シャッタースピード1/100
シャッタースピード1/400
シャッター速度はその速度が速くなればなるほど、光を取り込む量が少なると同時に撮像素子(イメージセンサー)にあたる時間は短くなり、写真は暗く写った傾向に出来上がります。
しかし動いているものを撮影する事が容易になり、手ぶれが起きにくくなります。
私の場合、愛犬を撮影するのが好きなのですが、彼らは実に速い動きなので、シャッタースピードが少しでも合わなければ『ブレ』た写真になります。
特に曇り空や薄暗い状況では、動きの速い被写体は撮り辛くなります。
逆に、シャッターのスピードが遅くなると、光を取り込む量が増え、同時に光が撮像素子(イメージセンサー)にあたる時間は長くなり、明るい写真を撮ることができますが、動いているものはブレてしまったり、同時に手ぶれも起きやすくなります。
シャッタースピードを遅くすれば、滝の流れや噴水などを水らしい動きに、表現することができますが、シャッターが開いている間に、カメラが動いて手ブレになったり、被写体が動いて被写体ブレになったりしますので、出来る限り三脚などで固定しましょう。
サンプル写真
シャッタースピードが早い写真と遅い写真をサンプルで掲載しております。ご参考にしてください。
サンプル写真1
(早い)シャッタースピード1/1000秒
サンプル写真2
(遅い)シャッタースピード2秒
※サンプル写真2は三脚やNDフィルターなどが必要になります。
カメラの扱いに慣れるまでは、意図的にシャッタースピードの変更はしないで、カメラ任せで自動的に調整をしてくれる。全自動(オートモード・スポーツ)やシャッタースピード優先モードなどで勉強しましょう。慣れてくればドンドン要領がわかってきますので心配は要りません。
付属のマニュアル等を何回か読み返せば、ある程度の操作は、ほとんどの方ができると思います。