絞りを理解する/絞り値(F値)

絞りをマスターしよう

一眼レフカメラの絞りとは?

デジタル一眼レフカメラを使い始めたなら、必ずマスターしたい操作に、『シャッタースピード調整』『絞り調整』があります。

デジタル一眼レフカメラの操作としては、基本になりますので、大げさな言い方ですが、避けて通れないと言っても過言ではありません。
このページでは『絞り』『絞り値(F値)』 について書いて行きます。

大げさに書いていてますが、あまり深く考えないで下さいね。
なぜかと言えばデジタル一眼レフカメラにはシャッター優先AEモードや絞り優先AEモードなどがあり、シャッター速度設定や絞り数値設定を行うだけで、後はカメラ任せで撮影ができます。
各設定もそんなに難しいものではなく、お使いのカメラに付属の取扱説明書等をみれば簡単にできます。

絞りとは、レンズを通過する光の量を調節するものです。
簡単に云えば、デジタル一眼レフカメラのレンズを通った光(被写体)がレンズを通る時に、予めカメラ本体で指示した様に、レンズに組み込まれた絞り羽根が、光の入り具合を調節してイメージセンサーへ当てます。
その後、カメラ内部の仕組みにより画像が作成され、写真データとして記録可能な、SDカードやCFカードなどに保存されます。

デジタル一眼レフカメラ入門と選び方・使い方!!基礎知識、絞り調整



エントリーモデルからフルサイズまでラインナップ。


絞り羽根と調整範囲

絞り羽根とは

絞り羽根とは、絞りを構成するパーツのことで、絞り羽根が動くことで、絞りを開いたり、絞ったりします。
絞り羽根が全く動いていない状態を開放といい、沢山の光を取り込むことができます。
その逆、つまり絞り羽根を動かし、穴を小さくしていくことを絞り込むと言います。
絞り込んで行くと同時に、取り込む光の量が減り暗い傾向の写真になります。

各レンズによりF値(F+数値)は異なり、その数値が小さい程、光を取り込む量が増える傾向にあり、明るいレンズになります。

デジタル一眼レフカメラ入門と選び方・使い方!!基礎知識、絞り羽根

絞り値(F値)

F値とは絞りの目安で、レンズを通って撮像素子上に写る像の明るさを表す値のことで、光の通り道の大きさを数値化したものです。

別の呼び方を絞り値とも云います。F値(絞り値)はF1.4、F2、F3.5、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32のように表され、絞り値の状態はカメラの液晶モニターやファインダーでF値を確認できます。
※絞り数値の確認方法は各カメラとレンズにより異なりますので、お持ちのカメラの取扱説明書などをご覧ください。

デジタル一眼レフカメラ入門と選び方・使い方!!基礎知識、絞り調整 絞りを理解する/絞り値(F値)


絞り値はF1.4、F2.0、F2.8、F4.0、F5.6、F8.0、F11、F16、F22、F32のように表されます。
※絞り値はカメラ本体に装着するレンズにより異なります。お使いのカメラとレンズでお調べください。



たとえば・・・
下記の表の数値で、F5.6からF8.0に絞り値を大きく(絞り込み)した場合、絞りを1段絞るとい言います。
逆にF5.6からF4.0へ絞り値を小さく(開放)した場合、絞りを1段開くと言います。
同時に写り込む光量も1段絞れば1/2、1段開放すれば2倍になります。

絞り値



またデジタルタル一眼レフカメラは、純正レンズを装着をする事によりレンズ情報を取得して、絞り値F5.6~F8.0の1段をさらに1/3段(F5.6、F6.3、F7.1、F8.0、)に分けて表示されるようになっております。
※レンズ情報に関しては、それぞれのメーカーで異なる場合がありますので、購入やお使いの際にはご確認下さい。

理想的な絞り調整範囲

絞り値の設定は、カメラやレンズで異なり、はっきりと決まった数値はありません。
極端な話ですが、使用レンズの最小絞り値で撮る事や、最大絞り値で撮る事も、撮影者が自由に設定できます。

理想的な絞り値の範囲はデジタル一眼レフでF5.6~F8あたりで、F値が小さいレンズ(F1.4やF2.8)で2段~3段位までの範囲で調節した方が良いといわれております。
しかしなんでもかんでもF5.6~F8あたりで撮ればいいと言う事ではありませんの誤解しないでくださいね。
※あくまで、天気が良くて、日中に人物や風景などを、スッキリした写真を撮りたい時などに適応すると思います。
花・鳥・夕景・夜景・花火・水の流れ・流し撮り・接写・ボケなどの撮影については、ご自身で色々とお試しください。
また慣れるまでは、カメラに搭載された機能を使って撮影されることをお勧めします。

絞り調整で大切なことは、絞りに合わせて被写体を撮る事ではなく、被写体をどう撮るかに合わせて絞り調整をすることだと思います。

お使いになられるカメラとレンズにより、理想的なF値は異なりますので、ご自身で色々な構図でF値を変えながら撮影の上、ご確認してください。

絞り込む事に比例して被写界深度が増し、くっきりした解像度になると思いがちですが、どんどん絞り込んで行った場合、回析現象(小絞りぼけ)が起こり、画質の悪い写真になる場合がありますのでご注意ください。
※お使いのレンズの最小絞り値には関係なく、一般的なレンズであれば、どんなに絞り込んでもF8~F11位までとお考えください。

大事な写真であれば常にモニターで確認して、各絞り値の写真を数枚ずつ撮影して下さい。

1/3段に細かく分けた絞り値(F値)

F値(開放)が2.8、3.5、5.6レンズの1/3段/毎の絞り値を表にしておりますので、参考にして下さい。
※下記の表の数値はカメラとレンズの組み合わせにより異なりますので、お使いのカメラやレンズの正確な数値はご自身でお確かめ下さい。

1/3段に細かく分けた絞り値(F値)



絞り値を大きくすると、絞りが絞られてレンズを通る光が少なくなり、絞り値を小さくすると、絞りが開かれてレンズを通る光が多くなります。

たとえば、絞り値をF4からF5.6に変えると、レンズを通る光の量は半分に減り、撮像素子上に写る像も半分の明るさになります。

同時に絞り値を変えると、ピントが合って見える範囲も変わります。
ピントを合わせた位置に対して、その前後のピントが合っているように見える範囲を「被写界深度」といいます。

絞りの操作をマスターすることで、こだわった写真を撮影することも可能となります。何度も言いますが、慣れないうちはあまり深く考えないで出来ることから楽しみましょう。

※絞り値は写真の出来に大きく反映しますので、同じ被写体でも失敗が無いように、レンズの最小絞り値から大きい数値へ調節(最大2段~3段位までの範囲で)して、各段の写真をモニターで確認しながら、数枚ずつ撮影して下さい。


※詳しい事は分かりませんが、最近のコンパクトデジカメの、ほとんどの機種は絞り羽根ではなく、ND フィルターという光の量を減らすフィルターを搭載して光の量を調整しているそうです。

つまりレンズ開口部の径(光の通る道)は変わりませんので、コンパクトデジカメの場合の絞りは被写界深度的な効果には関係がなく、また撮像素子(センサーサイズ)が小さいため、ボケ味を出す事は光学的に難しいと雑誌などに書いてありました。

一部の高級コンパクトデジカメには、撮像素子(センサーサイズ)が大きく、絞り羽根をきちんと搭載しているものもあり、それらのコンパクトデジカメの場合は被写界深度も変化するそうです。詳しい事はメーカー各社のホームページでお調べ下さい。


明るいレンズ暗いレンズ

上記F値にF1.4やF2と並べて記述してますが、そのようなF値を持つレンズとは、鮮明に明るく、レンズ口径も大きくなります。
またF値が小さくなるほど明るいレンズになり、高価なものになります。

通常、キット購入の場合、カメラに付属してるレンズは、ダブルズームレンズで、標準的な18-55mm:F3.5-5.6や望遠レンズで55-250mm:F4-5.6だと思います。

入門した頃は、ほとんどの方が夢中になり、良い写真を撮りたい一心でシャッターを押されると思いますが、だんだんカメラに慣れてくると、物足りなく感じる方も少なくないはずです。

以前、私はフイルム一眼レフカメラを使っており、そのためか入門機の購入後もデジイチに馴染むのも早かったし、物足りなさを感じ始めた時期も早かったと思います。

私自身のデジタル一眼レフカメラ入門は、CANON デジタルカメラEOS Kiss Digital N のダブルズームキット購入からになります。
当時2006年頃、セットで13~14万円位ので有金叩いて購入しました。
デジタル一眼レフカメラ購入後は何枚、何百枚撮影しようとも現像費もいらず、常に持ち回り、楽しく撮影してましたよ(*^_^*)

私の場合、EOS Kiss Digital Nはお気に入りのカメラになりまして、愛犬を撮影する機会も増えました。
犬と言えば、やけにチョロチョロ動きまわります。
動く被写体の撮影はシャッタースピードを早めに設定する必要があります。
シャッタースピードが早くなれば、当時、付属キットの標準ズームEF-S18-55mm F3.5-5.6や望遠ズームEF55-200mm F4.5-5.6レンズでは、特に望遠側で曇りの時の撮影では、暗い傾向の画像になりがちでした。

しかし、深く考えずに、暗くなりがちなのはカメラやレンズの問題ではなく、私自身の腕のせいだと言い聞かせ使っておりましたが、心の中では少し画像が暗い事は気にはなっていました(-_-)

付属キットの望遠ズームレンズEF55-200mm F4.5-5.6はレンズの口径も小さいほうなので無理もないと思いますが・・・

購入より何年か過ぎたある日、愛用のカメラが故障したので、カメラ屋さんへ修理に持って行きました。

そこでCanonハイアマチュアモデルを何種類か試しに触ってみて気づきました。
それがなんと!!ものすごく明るいではありませんか!やはり愛用の付属のキットレンズが暗かったのです。
本体、レンズは共に新型で高額な機種と私の愛用機とでは雲泥の差があつた事をリアルに覚えてます。
新しい製品で、高いものは良いに決まってますが…
帰り道は、愕然としてましたよ(-。-)y-゜゜゜

カメラ全般に言える事ですが、天気が良い日の撮影は、どんなカメラとレンズの組み合わせでも問題はないとおもいます。もちろん私のカメラも問題ありませんでした。
曇りとか薄暗くなってきた時の撮影になれば、暗い傾向の画像になるのは当たり前です。

レンズの口径が大きくなるほど、多くの光を集めることができます。
暗い傾向の画像にも、それなりに差が出てきます。良いカメラや良いレンズでは写真を撮影した時の自然な雰囲気に、より近く写し出されます。
また、開放F値が小さい(明るいレンズ)は、曇りの時でもシャッター速度も速い側で設定ができます。

レンズの明るさは直径(面積)に比例すると云われており、面積が広いレンズには使われる素材も吟味されるので、大きい口径になればなるほど高額になります。

動きの速い被写体を撮影される方は、予算の範囲内で出来るだけ最新式で、カメラの性能が良くて、レンズの口径が大きい物を購入しましょう。


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